なぜ
最近のFancyなノートアプリが複雑になりすぎて個人利用には不要な機能が溢れています。 その上、自分が書いたノートなのにローカルに保存されないため、サービス障害やインシデントが起きるとを閲覧できないリスクが高いです。
そのため、MakefileとGitだけで自分用簡易ノートを作りました。
詳細
この15行のMakefileがすべてです。↓
.PHONY: pull note journal
pull:
git checkout master && git pull origin master
today=`date +%Y%m%d`
year=`date +%Y`
journal_path=./journal/${year}/${today}.md
name=newname
note: pull
@mkdir -p notes && echo "# ${name}" >> notes/${today}_${name}.md && code notes/${today}_${name}.md
journal: pull
@mkdir -p "./journal/${year}"; if [ ! -f ${journal_path} ]; then echo "# ${today}" >> ${journal_path}; fi; code ${journal_path}
ややこしいことはやっておらず、directory journal/
とnotes/
にmarkdownファイルを作ってvscodeで開いているだけです。
journal/
- 日記を保存するディレクトリ
- 年別に分けるために
journal/
配下に更にサブディレクトリYYYY/
を生成するように実装している make journal
を実行するとjournal/YYYY/YYYYMMDD.md
が生成される- 日付などは自動生成されるので自ら記入する必要なし
note/
- その他のノードを保存するディレクトリ
- こちらは年別にわけてない
make note name="hogehoge"
を実行するとnotes/YYYMMDD_hogehoge.md
が生成される
Markdownはコードブロックや画像挿入の機能が備えているため、ほとんど個人のユースケースに対応できます。また、ノードアプリの画像やURLを挿入する際に使う「Markdown方言」を覚える必要もなくなります。
検索に関しては、自分が普段使い慣れているIDEの検索機能を利用すればいいので、ほとんどのノードアプリより優れていると思います。
ノートをGitHubのprivate repositoryに上げておくと、GitHubにログインできれば他の端末からでも閲覧・編集できます。モバイルから編集しづらいという問題はもちろんありますが、そもそも外にいる際にスマホをいじる時間を減らして周りの景色を楽しんだほうがいいでしょう。
最後に
シンプルなノードアプリを自作しましょう! ノートアプリを選んでカスタマイズする時間・お金があるのであれば、自分の趣味などに充てたほうがよいのではないでしょうか。
また、GitHub PagesとMarkdownで自作個人ナレッジマネジメントツールに興味のある方は筆者が2年前に書いたこの記事も併せて読んでみてください。
ご参考になれば幸いです。