M1 Mac (macOS Monterey 12.2.1)でpyenv/Python開発環境構築

はじめに 先日M1のMBPを入手したので、早速Pythonの開発環境を構築しました。 Intel Macと比べて大きく違うので、昔メモったIntel Macの環境構築手順が使えなくなり、新しく環境構築の記事を書こうと思いました。 少しでもお役に立てれば幸いです。 この記事では Homebrewは使わないで!(動くけど難易度高い) pyenvは使わないで!(動かない=2021年2月時点) と記述していましたが、おそらく2021年2月時点ではHomebrewやpyenvなどはまだM1 Macに対応していない(?)と考えられます。現在(2022年4月)では、少し設定は必要ですが、問題なく動作できるようになりました。 Homebrew まずはHomebrewをインストールします /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh) M1 MacではHomebrewによってインストールされたパッケージは/usr/local/bin/hogeではなく、/opt/homebrew/bin/hoge保存されるので、brewをインストールした後は環境変数を設定する必要があります。 以下を.bashrcか.zshrcに追加して、ターミナルを再起動すると、brew installは問題なく動作します。 export PATH=/opt/homebrew/bin:$PATH export PATH=/opt/homebrew/sbin:$PATH fishユーザはこれを実行してください。 set PATH /opt/homebrew/bin /opt/homebrew/sbin $PATH pyenv pyenvとvirtualenvをインストールします brew install pyenv brew install pyenv-virtualenv ここまでは問題ないはずです。 続いてバージョンしてPythonをインストールします。 たとえば Python 3.8.12 pyenv install 3.8.12 しかし、うまくいきません pyenv install 3.8.12 python-build: use openssl@1.1 from homebrew python-build: use readline from homebrew Installing Python-3.8.12... python-build: use readline from homebrew python-build: use zlib from xcode sdk BUILD FAILED (OS X 12....

April 22, 2022 · Me

Web開発ど素人がNode.jsで多言語Webニュースアプリ作ってみた

目的 筆者自身はトリリンガル(自称)のため、簡単に日本語、英語、中国語などの複数の言語のホットニュースを読めるサービスががあると便利だなとずっと思っていました。「Google Newsで良くない?」って言われそうなところですが、Google Newsはやや使いづらいと感じました。 例えば、 言語を切り替えるのに「言語地域→候補から選ぶ→更新」3回クリックする必要がある 本当にヘッドライトしか閲覧したくないのに、「おすすめ」や「ピックアップ」などがうるさい モバイルのweb版が見づらい・アプリをダウンロードしたくない 芸能ニュースにまったく興味がないため、ニュースの表示をカスタマイズしたい また、やってみないと(何かを残さないと)学んだ技術をすぐ忘れるのはもったいないのも考えて、多言語ニュースWebアプリを自作するという発想に至りました。 使った技術 バックエンド NodeJS Express フロントエンド インタラクションがほぼないため、フレームワークは使っておらず、DOMをいじっただけ CSSはStart Bootstrapの無料テンプレートを使用 DB MongoDB インフラ Heroku コスト 毎月7ドルだけです!!(Heroku Hobbyの料金) 成果物 https://www.multitrue.news https://github.com/aibazhang/multitrue それでは、詳細を解説していきます。 下準備 ニュースはどこから収集するか 最初はニュース収集するかについてけっこう時間を費やしました。ニュース関連のAPIがかなり多いですが、 ある程度の無料枠がある 多言語のニュースが簡単に取れる 使いやすさ 3つの観点から考えて、NewsAPIとNews dataの2つのAPIに絞りました。ただ、後々News dataは言語を指定しても他の言語のニュースが混ざっていることがあると気づいたので(例えば、言語を日本語と指定したにも関わらず、日本関連の英語ニュースが出てくる)、NewsAPI一択となりました。ちなみに、こちらの記事はNewAPIについて詳しく説明しています。また、RSSなど他の人が作ったニュースAPIを使わないという方法もあるようですが、今回は試していなかったです。 データベース ニュース情報を収集するAPIを見つけましたが、ユーザがリクエストを投げるたびに、NewsAPIに叩くのは明らかに現実ではないので、ニュースを保存するDBが必要です。データ量が少ないかつ永久無料枠がベストなので、MongoDB@Atlasを選びました。AWSとかにいい感じにデポロイしてくれるし、便利です。(無料枠の上限は500MB)また、テーブルはせいぜい1つ、2つくらい、リレーションも特にないはずなので、RDBを使う必要もありませんでした。 フロントエンド CSSから実装するはだるいので、Start BootstrapにあるClean blogを使わせてもらいました。(感謝) 詳細 システム構成はこんな感じです。図を見ていただくとわかると思いますが、特にややこしいことをやっていないです。 定期的にNewsAPIからデータと取って、Mongodbに入れます ユーザからのリクエストが来る度に、バックエンドでhtml(正確にいうとpug)を作って、レスポンスを返します。いわゆるSSR(Server Side Rendering)ですね。 コスト面とシンプルさを考えているため、デポロイはHerokuというクラウドプラットフォームサービスを利用しています NewsAPIからMongodb データの定期取得ために、Node.jsのスクリプトを書きました。 NewsAPIの無料枠は100req/dayそして複数の言語のニュースを取得したいといった制約があるので、cronを使って一日の取得回数を制限しています。data-import-config.jsonはルートの下にあるデータをインポートする際のconfigファイルです。 ソース const dotenv = require('dotenv'); const NewsAPI = require('newsapi'); const Cron = require('croner'); const dataImportConfig = require('....

April 18, 2022 · Me