TerraformでCloud Storageのバケット名を変更する際の罠
最近よくデータ基盤構築の仕事をしているため、TerraformでGCPをいじったりしています。今回はCloud Storageのバケット名を変更する際に罠にはまりやすいところを紹介します。もちろん、Cloud Storageだけでなく、他のサービスやAWSなどにも活用できそうな箇所があるではないかと思います。 環境 Terraform v1.1.2 on darwin_arm64 provider registry.terraform.io/hashicorp/google v4.15.0 他の環境は正しく動作するかは未検証です。 経緯 下記のバケットを作って検証環境に反映した後、PRを出しました。 resource "google_storage_bucket" "my_bucket" { name = "my-bucket" storage_class = var.gcs_storage_class.coldline project = var.project_id location = var.gcs_location force_destroy = false uniform_bucket_level_access = true retention_policy { is_locked = true retention_period = 30 } lifecycle_rule { condition { age = 30 } action { type = "Delete" } } } チームメンバーのレビュー受けて、バケット名はmy-bucketよりmy-bucket-hogeの方が良いと言われたので、my-bucketをmy-bucket-hoge変更しterraform applyしたらエラーになりました。もちろんのことですが、最初はforce_destroy = falseに設定していて、バケット内オブジェクトが入っているので、強制変更はできません。 force_destroy - (Optional, Default: false) When deleting a bucket, this boolean option will delete all contained objects....